ソメイヨシノ

漢字染井吉野
学名Cerasus x yedoensis (Matsum.)A.Vassil.
満開期03/26-04/10
個体番号03_07(大島桜) 08_47(山桜) 11_13(染井吉野) 11_16(薄毛桜) 13_30(山桜) 13_37(山桜) 18_25(薄毛桜) 20_43(染井の変わり) 35_12(彼岸桜)


オオシマザクラとエドヒガンの雑種と考えられている栽培品種の系統。‘ソメイヨシノ’が代表であるが‘イズヨシノ’や‘アマギヨシノ’のように遺伝研の竹中要によって交配して作られたものや‘ベニヅルザクラ’のように天然で交雑したものから見出した栽培品種も含まれる。現在‘ソメイヨシノ’は全国で大規模に植栽されているため、オオシマザクラやヤマザクラなどと交雑した個体が数多く生まれている。その後生育するものは僅かであろうが、今後もこの系統の個体は増加していくであろう。形態は基本的に‘ソメイヨシノ’のようにオオシマザクラとエドヒガンの両方の形質をもつものであるが、さらにヤマザクラの形質を併せ持ったようなものもとりあえずこの系統に含める。
 新宿御苑にもこうした系統で栽培品種の名称をもたない個体がいくつかある。11_16と18_58は新宿御苑の台帳では「薄毛桜」となっている。花は薄い淡紅色で中輪一重で‘ソメイヨシノ’よりも萼や小花柄に毛が多く、花弁は小型。小石川植物園より1948年に導入した記録があるが、現在小石川植物園には「薄毛桜」の記録はなく‘ソメイヨシノ’と比較して特徴も乏しいため、特に栽培品種として扱う必要はないと思える。08_47や13_37、20_43などは、‘ソメイヨシノ’に似たものであるが花期が違うなど異なる形質もあり別クローンと思われるが、栽培品種として扱うものではないであろう。‘ソメイヨシノ’とオオシマザクラなどが交雑した実生ではないかと思われるが、詳細は今後の課題である。(1999.12.07 勝木)


新宿御苑 11_16 1998/3/24

新宿御苑 20_43 1998/4/7

新宿御苑 11_16 1999/3/26

新宿御苑 11_16 1999/3/26


T.Katsuki